相手がどう思うか
そこに気を取られすぎて自分に得な選択肢を選べない方は思いのほか多いものです。
恋愛で言うのであれば
自分が好意を向けて相手は迷惑ではないだろうか?
相手は自分と一緒に過ごして楽しいのだろうか?
もし付き合っても自分には足りないところが多すぎてすぐに嫌われるのではないだろうか?
このように考えすぎて行動できない方もいらっしゃると思います。
「相手の気持ちを考えられる」
というのは恋愛にもプラスに働きますが何事もバランスは大切です。
自分が利他的な思考に偏り過ぎた時に
あえて利己的な思考でも考えてみる
そうすることで自分の思考の偏りに気づくことができます。
つまり利己的な思考ができるようになると
あなたがはなから捨てていた選択肢に気づくことができるようになるのです。
利己的か利他的かどちらか一方に偏るのではなく場面によって強弱をつける
それができると今後のあなたの人生の選択の幅は大きく広がります。
今回は、相手の気持ちを考えすぎる人が
利己的な選択肢を選べるようになるにはどうすればいいかについて話していこうと思います。
〜利己的な思考の取り入れ方〜
思考というのは人によって「前提」が
異なります。
利他的な思考の人は
相手が嫌がることはしてはいけない
ということが「前提」になっていて
それに反する思考を採用することは
大きなストレスに感じてしまいます。
ということは
利己的な思考を身につけるためにはそれに適した「前提」を身につける必要があるのです。
そして今回採用してもらいたい「前提」は
win-winな関係が築けたら希望は通せる
というものです。
これだけではどういうことか
伝わらないと思うので
具体的な例を出したいと思います。
————————————
〜合理的に考えられる男〜
女友達がナンパ男と付き合ったのですが
付き合う前にどうするべきか相談されたお話です。
その時のナンパ男の考え方が今回のテーマのいい例になるなと思ったので紹介します。
女友達
声かけてきた時はどうせ遊びなんだろうなって思ってたから無視していたんだけど、
めちゃくちゃしつこいから諦めて口を聞いたの
僕
そんなに粘られたんだね笑笑
その時ナンパ男とはどんな会話になったの?
女友達
最初は普通に世間話をしてたんだけど
口説いてきたから
ナンパする人とは付き合えないと思う
って言ったの
あと年下なのもマイナスって言った笑笑
僕
そうなんだ!笑笑
結構はっきり断ってるように聞こえるけど
そこからどうやって付き合うか悩むところまで挽回してきたの?笑笑
女友達
そのナンパ男がね、
「ナンパが嫌っていうのは誠実じゃないのが
嫌ってことだよね。
だったら女友達さんが納得するまで
俺は誠実なところをアピールできるよ!
あと年下が嫌っていうのも、精神年齢の話だと思うからそこも話していく中で判断して!」
って言ってきたの。
僕
おお〜、熱意すごいね!
そこまで言われたらもはや嬉しいかもね
そこでしっかりアピールされちゃって今どうするか悩んでるのね笑笑
女友達
うん、マメに連絡を取ったり、時間を作って会いに来たりしてくれて(中略)
正直付き合ってもいいかもな〜って
思ってるんだけどどう思う?
僕
なるほど、誠実さの不安がなくなって断る理由がなくなったんだね。
女友達がいいと思うなら僕はいいと思うよ。
————————————
ここで注目したいのは
バシッと理由を突きつけて断られても
「つまり、その理由がなくなれば
付き合えるってことね」
と解釈したナンパ男の思考です。
相手は本当に自分のことが嫌いなのだろうか
このまま誠実に向き合い続けて報われる日はくるのだろうか
こんな思考もきっとよぎったと思いますが
それでもそこはグッと耐えて
自分の希望を通すためには
相手の希望を満たせばいい
このシンプルなロジックを採用する
では自分の希望と相手の希望は一体何か?
自分の希望は付き合うことで
相手の希望は遊びじゃなく誠実な人から愛されること
自分の希望と相手の希望を正しく把握したら
あとはひたすら合理的な行動を取り続ける
そして彼はナンパからの恋を実らせました。
相手の気持ちに敏感になりすぎて
何もできなくなるのであれば、
あえていつもと異なる思考の流れを
試してみることをおすすめします。
まず
win-winな関係が築ければ希望は通せる
という「前提」を採用すること
そして
相手が何を望んでいるか
自分はどうしたいのか
を正確に捉えること
それができたら
あとはwin-winな関係を築くために
必要な行動を淡々と続ける
人の目が気になって行動できない人こそ
自分の考え方の引き出しを増やして
選択肢の幅を広げていきましょう。
コメント