忙しいから今じゃない
お金がないから今じゃない
まだやる気が出ないから今じゃない
何か思い立った時にこういった思考に行き着いて結局行動しない。
こんな経験はありませんか?
変わりたいのに変われない
行動するきっかけがほしい
何もしない自分がもどかしくて腹が立つ
こんな感情を抱いている人は少なくないと思います。
あなたが夢に向かって真っ直ぐ行動できないのは潜在意識の自己防衛システムが働いているからかもしれません。
そこで今回、潜在意識の観点から
どうすれば夢を叶えられるようになるのか
お話ししていこうと思います。
〜潜在意識の自己防衛システム〜
潜在意識には
コンフォートゾーン
という今生きている安全圏から外れないようにする機能があります。
これは安全圏にとどまることで
「死」を遠ざけてきた生命としての本能です。
潜在意識は
「変化すること」=「危険」
と考えているため、あなたが何か思い立っても
「変わりたくない」
と「変化」を妨害するような思考や行動で
安全圏に引き止めようとしてきます。
これが潜在意識の観点から見た
「変われない」理由です。
〜潜在意識を変える〜
潜在意識の特徴としてもう1つ挙げれるのが
「急激な変化を嫌う」
というものです。
この特徴を無視して一気に変わろうとすると
潜在意識が猛反発します。
これに対抗するにはかなりのエネルギーが必要になります。
変化を嫌う潜在意識を納得させなければ
なかなか思うような結果は得られません。
ではどうすれば潜在意識を納得させられるか?
言い換えると潜在意識に応援されながら
変化するにはどうすればいいか
について解説します。
〜妨害システムをすり抜ける〜
「はじめにイメージを作っておくこと」
「小さな変化を続けること」
「不安に向き合うこと」
これが潜在意識の反発を避けるために
気をつけるべき3つです。
では順番に解説します。
1、はじめにイメージを作っておくこと
例えば
「彼女を作る」
ことを目標にしたとします。
恋愛経験者であれば
付き合ったら時の雰囲気
をイメージできると思います。
一緒にいる時の安心感や高揚感、一体感
相手から向けられる好意
こんな感じで
「感覚的に理解していること」
というのは実現までのハードルがかなり下がります。
僕も恋愛で上手くいかない期間が長かったですが
一度「恋愛」を経験してからは
これまでが嘘のように恋愛で困ることがなくなりました。
「恋愛ってこんな感じね」
と感覚で理解してからは
潜在意識のストッパーが外れて
恋人がいることがデフォルトになったのです。
もちろん実際に経験するのが1番臨場感が高いとは思いますが
今の時代、
カップルYouTuberが山のようにいるので
自分が理想とするような恋人との関係性
を探してみることをおすすめします。
もし自分が付き合ったらこんな感じ!
と恋愛についてイメージしてみることが
潜在意識のストッパーを外す役に立ちます。
ポイントは
「付き合っている人はどういう感覚なんだろうと考える」
ということです。
2、小さな変化を続けること
「火事場の馬鹿力」と呼ばれる力があります。
普段は非力でも追い詰められるとありえないくらいの力が発揮できる
というものです。
母親が息子を助けるために350キロの車を持ち上げた
なんて逸話があるくらい
リミッターが外れた時、
人は大きな力を発揮できるという事実があります。
逆に言うと潜在意識は自分を守るために
普段から自分自身に「制限」をかけているのです。
そんなもの無くていいと思うかもしれませんが
この制限のおかげで
「ついうっかり自分の限界を超えて、骨や筋肉を痛めてしまう」
という事態を避けることができます。
さて話は戻りますが
実は「筋力」だけでなく、
「目標達成」にも潜在意識の「制限」はかかっているのです。
普段から350キロの車を持ち上げる力が出せないのと同様に
普段から「人生を変える」くらいのエネルギーはホイホイ引き出せるようにはできていません。
潜在意識は
エネルギーを無駄遣いしないように
今の安全圏で過ごすために
必要なエネルギーしか出さないように制限をかけています。
「今日は何もやる気が起きない」
という日を経験したことがあると思いますが
これはエネルギーを使い過ぎた反動で動けなくなっている状態です。
潜在意識は
「挑戦」でエネルギーを使い果たして
安全圏での日常を満足に過ごせない
という事態を避けるためにエネルギーの出力を制限しているのです。
この解決策が
「小さな変化」なのです。
100キロの重りを持ち上げようと思ったら
潜在意識のリミッターを外す前に
筋トレで筋肉をつけようと考える人が多いのではないでしょうか
筋トレを継続することで持ち上げられる
「限界」を少しずつを上げていく
目標達成も同じです。
望みを叶えようと思ったら
1日の中の余ったエネルギーを
目標達成の「努力」に回して
昨日の自分より成長すること
そうした小さな変化の継続が
潜在意識に
「目標を叶えることは危険ではない」
というメッセージを伝えることになるのです。
一見、時間がかかるように見えますが
潜在意識の妨害を回避しながら進むことができるので結果的に目的地に早く辿り着くことができます。
「急がば回れ」の精神で
潜在意識の安全圏を少しずつ広げていきましょう。
3、不安に向き合うこと
「変化」する時には不安がつきものです。
いざ変わってしまえば
「考え過ぎだったな」
と思えるものも多いものです。
自分の経験のないことであれば
さまざまな不安や葛藤に襲われると思います。
こうしたネガティブな感情は
「変わりたくない!」
と潜在意識にメッセージを届け続けてしまうので注意が必要です。
潜在意識を味方につけようと思ったら
「感情に蓋をする」のではなく
「感情に向き合う」ことが必要です。
漠然とネガティブな感情は
自分でもなぜモヤモヤしているかわからない
ということがあります。
そうしたときは目標達成について
ネガティブなことを思いつく限り紙に書き出してみましょう
ポイントとしては
こんなこと思ったらいけない
こういうふうに考えるべきだ
といった建前で書くことはNGです。
目標について本音で思っていることを
どんどん掘り下げて考えてみましょう。
例えば、恋愛に対しての不安を書き出してみるとしましょう。
==============================
付き合った経験がないから不安
>特にどういうシチュエーションが不安?
会話が盛り上がらないことが不安
>会話が盛り上がらなかったらどうなる?
すぐに嫌われてしまう
>すぐに嫌われたらどうなる?
すぐ振られるだろうしそれは恥ずかしい
>振られることの恐怖が恋愛にブレーキをかけているってこと?
==============================
といった具合に
はじめは自分自身
何に対して不安や葛藤を抱いているのか
いまいちピンときていないこともあります。
そういう時に自分の考えに対して
質問して掘り下げて考えてみると
自分が何に対して不安を感じているか
理解が深まってくると思います。
不安に思っていることが具体的にわかれば
対策を考えることもできますし、
そもそも悩むほどのことじゃないなと気づくこともあります。
書き出す際のコツは
まず思い付いたことをバンバン書き出して
その中で引っかかるなと感じたところを深掘りしていきます。
気になるポイントが洗い出せたらキーワードに線を引いておきます。
数日おいてまた線の引いたところを読み返してみましょう。
読み返して、
あれ?なんでこんなこと思っていたんだろう
と思えるまで何度も何度も繰り返し書き出しましょう。
読み返すたびに自分の心の不安や葛藤が
いつのまにか解消されているのを
実感できると思うのでぜひ試してみてください。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
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